三日坊主ではないかもしれない

無個性無気力女子大学生の日記

2ヶ月半で就活終わらせた話

 

今日から日記再開します。

 

学生最後の夏休みに突入したところで、春学期のメインイベント就職活動について忘備録も兼ねて書いてみようかなと。

 

私は大学3年の3月から始めて、大学4年の5月中旬に終わらせました。実に2ヶ月半しか就活してない。

しかも1社目の内定で即決してしまった人なので、参考にはあまりならないかもしれません。

 

大学:偏差値60〜65くらいのところ
学部:社会学系(文系)
性別:女
資格:社会調査士、他はTOEIC690とかいう微妙な数字のみ
内定1社(IT業界・大手のグループ会社)、途中辞退9社、選考参加28社

 

自分の細かい話をする前に、就活対策?について思ったことを書き残しておく。

 

※個人の感想です。

 

 

自己分析

「自分はこういう人間なので、この仕事でこういう風に活躍できる」という軸を作れればいい。

思い詰めすぎる必要はないと思う。時間をかけすぎるよりはどこかしらの企業にエントリーした方が生産的。選考を受けていくうちに見えてくるものもあります。

私は学生時代に印象的だった出来事を書き出して、共通項を探してみた。自分の性格が滲み出てると思います。

 

これは配信者なな湖さんの受け売り。【マイナナ2022】就活生必見! なな湖のフルパワー内定講座 - YouTube

この配信楽しいし基本的な極意は詰め込まれているので就活初心者にオススメです。

 

 

エントリーシート(ES)

簡潔に結論から書く。

これに尽きる。下にも書くけど、ガクチカなど毎回使う項目は字数ごとにテンプレを作っておくと楽。テンプレから適宜削ったり体験談増やしたりすればいい。

 

 

ガクチカ

目覚しい成果はなくてもいい。ただ自分らしさを出さないといけない。難しかった。

志望動機など他の項目と矛盾が出ないようにすることが重要。

 

自分のガクチカ

  • サークルの幹事長として、オンライン上での新歓活動において様々な試作を提案実行した結果10人以上の新入生を迎え入れることができた。廃部の危機を解決した

→結構ありきたり。就活期間中はサークルの幹事長が大量発生するため。

  • 学業。浪人時代の反省点を活かし勉強方法を工夫した結果、GPA3.5を3年間保った

→地味。真面目な企業なら使える。IT系は意外と成績を褒めてくれるところもあった。

  • サークルでの演奏活動に全力を尽くしたこと。1000人の観客の前でソロを演奏した。

→伝え方次第では良くなるけど、幹事長エピの方が使いやすいとエージェントには言われた。

 

 

自己PR

ガクチカと本質は変わらない。自己分析の成果を発揮する場所。

ガクチカや志望動機とリンクさせるとよい。

 

私が用意したのは

  • 客観的に周りを見て、他人の意見を反映しながらリーダーシップを発揮して課題を解決できる

→サークル幹事長のエピソードと繋げる。

  • 何事も辞めずに最後までやり通す。部活動、バイト、サークル、習い事など。所属したコミュニティでの責任はちゃんと果たす。

→「辞める」というネガティブな言葉を使うのは良くなかった。また、他のエピソードとリンクしないのでこの自己PRだけ浮いていた。実際これを使った選考は尽く落ちた。

 

 

業界研究・企業研究

個人的には一番時間をかけるべきだと思う。

なぜこの業界なのか、なぜこの企業なのか。実体験に基づいて説明できるようになるまでやる。

 

業界は四季報とネットで調べた。業界研究は説明会や選考に参加する中でも進められる。

 

企業研究は基本的に企業のHPから。ただし全て読み込む。

志望度が高い企業は新卒採用サイトだけでなく、企業HPも隅から隅まで読む。提供しているサービスはきちんと把握しておく。

 

IR情報はざっと見ていたけど、正直よく分からなかった。ただ概要みたいなところは最近力を入れている事業のことが書いてあるので読んでいた。

 

 

Webテスト

言語は単語を覚えればいける。

非言語は算数。中学受験を経験していたのでとても楽だった。お母さんありがとう。

 

  • グループディスカッション(GD)

  • 録画面接

  • オンライン面接

  • 対面面接

  • インターン

  • OB訪問

 

 

自分の就活をざっくり振り返ってみるとこんな感じ。

↓↓↓

 

①エンタメ・広告業界にとりあえずES出しまくる

②面接落ちまくり、持ち駒消滅寸前に

③新卒エージェントに登録する

④業界をITに方針転換、びっくりするくらい上手くいく

 

順を追って少しだけ詳しく書いていこうと思う。

 

 

①エンタメ・広告業界にとりあえずES出しまくる

大学3年の2月末、期末試験が終わるまで、私はほぼ「就活」について考えていなかった。一応夏にいくつかインターンには参加したから辛うじてマイナビリクナビには登録していたけど、本当にそれだけ。

自己分析?ガクチカ?就活の軸?なにそれ??状態。

 

とりあえず私は、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」と「自己PR」をそれぞれ
・200字
・400字
・500字
の3通りテンプレートを作っておいた。大抵のESは300〜500字を指定してくるので、雛形を少しずつ改変すれば何とかなった。「ガクチカ」と「自己PR」は原則どの企業でも必須になるから、時短になって当たり前っちゃ当たり前ではあるけれどオススメの方法。

 

そして、ガクチカ」は3パターン、「自己PR」は2パターン作成した。

企業ごとに使い分けていた。例えばガクチカだったら、エンタメ系はオーケストラサークルの演奏会に全力を尽くした経験を、真面目そうな企業なら学業を選ぶ、といった感じ。

 

就活の軸は「人を笑顔にしたい、喜ばせたい」というざっくりとしたものだった。

前からずっと音楽をやっていたこともあったし、とあるゲームに辛い時(主に浪人時代)救われた経験があったので、漠然とエンタメ業界を見ることにした。

 

3月1日、とりあえずマイナビリクナビから良さそうなエンタメ系企業に全部エントリーした。会社説明会も死ぬほど予約した。

オンデマンドだと1日に何社も見られるから、とりあえず説明会は入れるべき。

 

説明会で良いと思った企業やES締切が近い企業から順番に、手当たり次第ESを出すことにした。

 

3月上旬はゲーム系とレコード会社、出版を中心にとにかくESを書きまくる日々。

 

結果はあまり良くなかった。体感1勝4敗……まあ倍率高い業界なので仕方ないと言われたらおそらくそうなのですが。特に出版は全落ちだった。割と凹みました。

 

敗因は誰にも相談しなかったこと!これに尽きる。特にESは他人に添削してもらおう。先輩でもいいし、知り合いの大人でもいいし、友達でもいいです。悪いことは言いません。アドバイスが良くないと思ったら採用しなければいいだけなので。自分では気付けない穴がきっと見つかると思う。

私は完全自己流で書いていたので、こんなに書類落ちしたんだと思います。センスも無かったんだろうけど…

 

ESの敗因その2は大手ばかりエントリーしていたこと。そりゃ応募者が多いから書類で相当数が絞られるわけで、それにエンタメ業界のESは奇抜な質問も多い。全てのESが中途半端になってしまった。

 

そして一番苦労するであろう「志望動機」ですが、自分の実体験を企業理念や業務内容に落とし込むと説得力が増して通りやすい気がした。

 

 

②面接落ちまくり、持ち駒消滅寸前に

自己流のESは通過率が微妙だったが、それでも心を込めて書いたものは通って、面接の運びとなった。

 

一次はグループディスカッション(GD)だったり、個人面接だったり。一般的に大手企業はGDのことが多いと思う。

 

GDはまあ良かったけど、問題は面接だった。落ちる落ちる。エンタメ業界の厳しさというか、自分の向いてなさを痛感した。

辛うじて面接に進んだのはゲーム会社3社、音楽系の会社が1つ。お祈りメールムカつきすぎて記憶からも記録からも消してるからこれより多いかもしれないです。

あとイベント系や音楽系で録画面接も3つあったけど全敗だった。

 

敗因としては、真面目そうに見られてしまったことかな〜と自分では分析している。要するに求める人物像とのミスマッチということですね。多方面に常にアンテナを張り続けることが求められるエンタメ業界では、ある種のミーハーさというか、流行りに敏感なところは結構求められている。

 

楽器と真摯に向き合って練習を頑張ってきた経験や兼サーしてたのに学業にも妥協しなかった話をしたけれど、お堅い印象を与えてしまってこの業界では良くなかった。

 

注目しているエンタメについて聞かれたけれど、かなり深掘られた。なぜ好きか、ビジネスとしてどういいのか、いかに愛しているか、自分の言葉でちゃんと説明できないと太刀打ちできない。当たり前だけど私にはそれができていなかった。ただ御社のこのゲームが好き!くらいの生半可な気持ちでは無理。面接官が真顔すぎてさらに尻込みした。

 

付け加えて言えば、面接の服装もエンタメは自由なところがほとんど(むしろスーツだと印象悪い)なんですけど、オフィスカジュアルを意識してカッチリしすぎてしまったのも良くなかったかもしれない。全体的にもう少し個性を主張するべきだった。

 

結局一番進んでも二次面接止まりで、選考フローが激長の企業を除けばエンタメの持ち駒は全滅という結果になった。

 

面接練習のために1社だけエントリーしていた、説明会を見れば誰でも面接に進めるという広告の会社だけは最終面接に進むことになった。しかし社長との予定が合わず5月中旬になる。とりあえず内定が欲しかった私はここで相当焦った。

 

 

③新卒エージェントに登録する

エンタメ向いてないかもしれない。

 

そう思って他の業界を探そうとしたが、また一に近い状態から就活を始めるのか、と嫌気が差してきてしまった。3月20日前後のことである。

 

ESも面接も自己流ではいけない、就活をよく知る人からアドバイスをもらった方がいいかもしれない。友達がいなかったし知り合いに相談するのも嫌だった私は、とりあえずエージェントに登録してみた。

 

使ったエージェントはマイナビ新卒紹介。悪くなかった。他のエージェントは一切触れてないので知りませんが。

 

shinsotsu.mynavi-agent.jp

 

<良かったところ>

  • 基本やり取りはメールだった。そこまで電話がしつこいわけではない。
  • 非公開求人がある。
  • マイページがとても見やすい。エージェント経由の選考管理もしやすい。
  • ガクチカや自己PRなどの基本情報を一度登録しておけば、それをそのまま書類選考に使える企業もあり便利。
  • 説明会や選考の予約は全部エージェントに手続きしてもらえる。提出忘れがあってもリマインドしてくれる。

<良くなかったところ>

  • 選考に参加する度にアンケート提出を求められ面倒だった。
  • 書類選考の締切まで日がないことが多く、急いで書かねばならないことが多々あった。
  • 福利厚生など条件が良くない求人も掲載される。

 

初回面談で、ESを添削してもらった。一番役立ったアドバイスは、「ネガティブな言葉は使うべきではない」というもの。バイトもサークルも部活も「辞めずに」頑張ってきた、という経験を強調していたが、些細な部分ではあるものの「辞める」といったマイナスの印象がある言葉を使うと文全体もマイナスなイメージに引っ張られてしまう。大量の似通った文章を読まねばならない書類選考では特に。自分では気がつかなかった。

 

業界を変えたいという相談も親身になって聞いてくれた。自分の経験から、ITが合っているのではないかとお話をいただいた。確かに業界を再度探すにあたって興味は多少持っていたし、自分の真面目な部分を活かせそうだった。

 

前向きに検討してみるということで初回面談は終わった。

3月下旬は業界の再考、自己分析、ガクチカ・自己PRのブラッシュアップに費やした。

 

 

④業界をITに方針転換、びっくりするくらい上手くいく

2回目の面談で、IT企業を中心に求人を紹介してもらうことになった。エージェントさんオススメのもの以外にも希望する条件に合った求人はマイページに掲載される仕組みだったので、自分で興味のある企業に追加でエントリーすることもできた。

 

実際私が内定承諾した企業も、面談で勧められたところではなく、自分で見つけた非公開求人の掲載で出会った。

Webサイト制作やアプリ開発を行う大手グループ企業で福利厚生良し、完全週休二日制、勤務地も東京確定、ディレクター・プログラマー・エンジニアの職種別採用、半年間の丁寧な研修と、自分にとっては魅力的な条件が揃っていた。

 

面接に参加した時も、これまでで一番「自分の内面をじっくり聞き出そうとしてくれている」と感じられた。言葉にしづらいけど、こういう感覚はきっとあります。面接官と話しやすいことに加えて、企業の雰囲気が合っているというか。とにかく手応えがよかったし、面接が楽しかった

 

この企業を第一志望とし、他にもシステムエンジニア職を中心に選考へ参加した。これがだいたい大学4年の新学期が始まった頃。

 

志望動機は
幹事長を務めた音楽サークルの新歓活動で、HPのリニューアルやSNS新設に取り組んだ
という実体験から、コロナ禍で主流となるオンラインにおけるコミュニケーションを積極的に作っていきたいと考えるようになった…

って感じで作った。とても大まかですが。

 

対面とオンラインのハイブリッドで新歓をやった話は割とウケが良かった。数年後にはありきたりになってしまうかもしれませんが…

 

ITに方針を変えた瞬間に、志望動機が書きやすくなって、面接でも詰まることがなくなった。

 

4月下旬、各企業の書類は順調に通過し、第一志望も一次・二次とクリアして最終面接まで駒を進められた。

 

最終面接はGW明けの5月中旬。この時点の持ち駒は、

第一志望(最終面接)、IT企業4社(一次面接・ベンチャーと中小)、練習用広告会社(最終面接)、地方新聞社(一次面接)、印刷業界大手(GD)、エンタメ企業(二次面接)、エンタメ企業2社(GD)

という感じ。正直、第一志望以外はそこまで強く行きたいと思える動機がなかったので、ダメだったらまた一から探し直しかな〜と思っていた。

 

第一志望の最終面接は、ノートに想定質問の答えを書き出して何度も復習した。対策の成果あってか本番でも淀みなく話せたような気がする。

 

逆質問もしっかり練っておいた。自分が受けている職種の特性や業務内容への理解度をアピールできたのではないかと思う。

 

2日後、内定の連絡をいただいた。希望条件とかなり合致していて、これ以上自分に合った企業をこれから見つけられる気がしなかった。何より私は疲れていた。

 

思い切って内定を承諾し、選考中の他企業は全て辞退した。

承諾はいいけど、せめて最後まで選考には参加すればよかったですね。

 

私の就活は意外と早く終わることになりました。でも満足している。

 

 

おわりに

就活で個人的に大切だと思うこと

  • お祈りされても落ち込まない!縁がなかったと思う。
  • 面接の振り返りはした方がいい。自分を責める必要はないが、反省点を洗い出してノートに書いておくのは有効だった。
  • 適度に休む。これ一番大事かも。根詰めるとメンタルが崩壊するので、遊びに行ったり美味しいもの食べたりしよう。決して逃げではない。

 

日本の就活システム嫌だよね。もう一度やりたいとは思わない。夏休み楽しみます。